私は以前『私はベーシックインカム推奨派ですが、もしもずっと導入されないなら……』という記事を書いていましたように、ベーシックインカム推進派です。
それも他のベーシックインカム推進派の人が言わないようなことを訴えています。
それが「ベーシックインカムで国民に投資してください」って話なんですよね。
現代ビジネス『年収180万円の若者が「年金300万円の老人」を支える日本の絶望』という記事で「貯金してアメリカの株式インデックス連動の投資信託に投資に投資せよ」と書いていました。
何故なら、日本は「過去30年で日本経済はあまり成長していないから」です。
仰る通りかと私も思います。
ただし私とこの記者さんの考えには決定的な違いがあります。
それは私が「日本の低成長をも何とかしたい」と考えているところです。
つまり私の考えとは「日本が低成長だったのは日本人が投資をしないからであり、教育から全部徹底的に変えてもっと投資を盛んにするようにし、日本がもっと経済成長できるようにする(で、国民の皆さんにはアメリカ株だけでなく日本の株にも投資して頂く)」というものです。
ま、夢物語に近いことは認めます。
……何せ、私はしがないパートのおばちゃんだからなぁー。
しかし諦めて何もしないのは悔しいので、とりあえずはここに書いておきます。
要するに、需要が落ちた上にロボットとAIによって働くところがなくなっていくと、当然ながら人件費はますます下がっていくわけです。
また、そんなんだから会社が労働者に求める水準もどんどん高くなっていくわけですよね。
日用品の「より良い品を、より安く、より多くの人へ」というコンセプトの中には労働者も含まれるわけですから(より良い労働力をより安く、になる)。
となると「労働による生産活動は優秀な人に譲り、そうでない人は投資して生産活動に貢献する」という方法が一つ。
もう一つは「より良い品を、適正な価格で、一部の価値のわかる人へ」という嗜好品の方へシフトするという、もう一つの方法があります。
そして私が声を大にして言いたいのは「投資には金融商品へする通常のものとは別に、自分自身に対してする投資もある」ということです。
この「自分への投資」が、二つ目の方法である「嗜好品」へのお仕事にシフトする鍵となります。
ところがどっこい、日本人は「節約が美徳」だと学校で習ってそれをがんばってきましたよね。これまで。
その間に賃金がどんどん下がって「こんなに辛い仕事をしてできたお金は遣えない」という気持ちが強くなった人もいると思います。
……って、それはろくと私なんですけどね。
ただし私は父に株式投資の存在を中学生ぐらいの頃に教えてもらっていましたので、金融関係への投資にはそれほど抵抗がありませんでした。
そうそう、最近実業家の堀江貴文氏が「あり金は全部使え」という本を出しました。
賛否両論ですが、否定的なご意見もかなり目立ちますね。
お気持ちはわかります。お金を使うのって難しいですから。
好きなことにあり金使って、それをお仕事に活かすのは才能が必要です。
堀江さんは頭が良いから自然にそれができるので、そういう才能が皆無な人の気持ちはわからないのではないかと思います。
(「お金儲けのために嘘を書いている」というような感想を書いている人もいますが、嘘を書いて騙すつもりではないと私は思います)
そもそも日本人は節約のし過ぎで、上手くお金を使うことができなくなっているんですよね。
先ほど「好きなことにあり金使って、それをお仕事に活かすのは才能が必要」と書きましたが。
だったら才能のない人には無理……と言いたかったのではありません。
才能がなければ「勉強をして経験を積む、これを繰り返す」これが良い方法ではないかと。
しかし若い人になればなるほど所得の低い人の割合が多くなってしまっていますよね?
そこで、ベーシックインカムですよ。
生活の全額でなくても、せめて副業やバイトの掛け持ちをしなくても良い程度の金額で。
それでまずは労働から解放されて「考える時間」をつくることができます。
その時間をまずは勉強に充てましょう。
「特にやりたいこともないし欲しいものや興味のあることがない」というのなら、まずは金融関係の勉強から始めたら良いと思います。
……て、そのベーシックインカムは気配すら全くないのですが。
ベーシックインカムが導入されなければ、ここまで書いたことを全部個人の努力で何とかがんばるしかないです(しんどいですけど)。
さて、タイトルに「投資の分散化でベーシックインカム導入必須」と書いていましたが。
ここと本サイトで散々「今これからは、ありとあらゆるものが分散化する時代」と書きました。
投資もその一つで「金融関係の投資だけではなく自分への投資も、誰もが個人で」することができる能力を身に着けなければならない時代になってしまったんですよね。
本サイトで以下の記事を書いてから時間が経ちましたが、久しぶりに便利な世の中に恐怖しました。