日本語は何と曖昧な言語なんだぁー???

現在、電子書籍『ゲームやアニメ、漫画でこれからの生き方を学ぶ』を英訳しています。

(ここら辺の話にご興味ある方は、こちらの記事もよろしくお願い致します)

それでタイトルそのまんまの気持ちになったわけですが。

一番に思ったその理由は「主語を省略し過ぎちゃうんかい!」てことですね。

英訳する時に自動翻訳によって、全然違う主語を追加されていることが良くありまして。

いや、そこは私が書いたんやから主語は「I」やろ!

とか、ツッコミを入れる時もありますが。

そう言えば、これは私たち日本人を指しているから、主語は「We」やったな?

とか、あらためて気づかされることもありまして。

そんなこんなで「そもそもこんなに主語を略し放題の言語って何なん?!」という気持ちになりました。

そしてさらに、良く言われていることですが、英語って話早いですよね。

何せ、主語の次に「どうした」というのが来ますから。

日本語の場合それが最後になりますので、翻訳を続けていると日本語に対して「何が言いたいねん!」とツッコミたい気持ちになることが多々あります。

……私、日本人なのに。

それと前回の記事でも書いたことですが。

いずれの翻訳サイトでも短文では問題ないのに、長文で複雑になればなるほど誤訳が多くなりがちです。

というわけで、長い文章は短いいくつかの文章に区切って、箇条書きに近い形にするときれいに訳すことができます。

そこで、その分割の作業を始めるとですね、これが結構時間がかかってしんどいなと。

余談になりますが、ビジネス文書では「and」を使わない(日本語で言えば「しりてが」という接続詞を排除する)というのが鉄則らしいです。

いやー、私の書いているのはビジネス文書ちゃうしーとか思うて今まで生きて来ましたが。

何かの記事でこのことを知った時、もっとちゃんとやっときゃ良かったと後悔しています。

ま、これからがんばれば良いですけどね。

それとあと、全然関係ないですけど、漫画原作のテレビアニメ「巨人の星」の話題を英訳すると笑えました。

主人公の星飛馬のライバル二人がそれぞれ球団から提示された年棒を断る場面なんですけども。

(この話の詳細が気になる方はこちら。元ブログの記事です)

例えば「その次に阪神の花形もまた、提示された金額に対し首を横に振りました。しかし花形は左門と違って、大金持ちのぼんぼんです」というのを訳すと、以下のように訳されました。

「Hanagata of Hanshin also shook his head in response to the amount of money that was presented to him. However, unlike Sakamoto, Hanagata is a very rich man’s bonbon.」

「Then the star of the Hanshin Tigers shook their heads for the price. But the star is a bonbon of a very rich man unlike Samon.」

上が「DeepL翻訳」下が「みらい翻訳」です。

「左門」が「Sakamoto」になったり、「花形」が「スター」になったり(人名ではなく)、金持ちの「ぼんぼん」がそのまま「bonbon」になったりと、いろいろ楽しませて頂きました。

「DeepL翻訳」と「みらい翻訳」無料お試し版の感想

前回、以下の翻訳サイト様の存在を知ったわけですけれども。

『DeepL翻訳』

『みらい翻訳』

ブラウザ上でのお試し翻訳をしてみました。

どちらもGoogleの翻訳よりもきれいですね。

両者の違いの前に、共通して良いところはですね。

どちらも「単純で短い文章なら、ほとんど問題ない」ことです。

長い文章でかつ、複雑な文章になればなるほど、両者共に「あれ?」という訳が多くなりますので。

例として、一つ文章を挙げてみたいと思います。

日本語の原文は以下。

しかし中には開始早々に「思っていたような作品ではない」とか、あるいは「自分の好みではない」などの理由で「あまり面白くないことに気付く」ということもあります。

これを二つの短めの文章に分割します。

しかし中には開始早々に「あまり面白くないことに気付く」ということもあります。

理由は「思っていたような作品ではない」とか、あるいは「自分の好みではない」などいろいろあるでしょう。

この短く単純にした文章について両者ともほとんど問題はありませんが、最初のような長い文章の場合を比較しますと、どちらかと言えば「みらい翻訳」の方がきれいに訳せている場合が多いような気がします。

全部「みらい翻訳」が勝っているというわけではありませんし、それとあと私の書き方や書いているジャンルなどにもよるのかもしれませんが。

しかしその一方で、「みらい翻訳」は「システムエラー」と表示されて動かなくなる頻度が高いです。

これは「前の文章が残っている上から選択して、新しい文章をペーストしてそのまま翻訳をしようとした時」になどに起きます。

恐らくですが、こういう使い方自体が仕様外であり、前の文章を消してから次の文章を入力する必要があるとか、そういう話だと思います。

ただし「DeepL翻訳」の場合、こういう荒っぽい使い方をしても何の問題もなく、次の文章をサクサク翻訳できます。

なので、私のような雑な人間には正直な話、「DeepL翻訳」の方がありがたいと思いましたね。

(それとあと、たまーに「みらい翻訳」で記号の入った変な英訳文が表示されることもありました。

上記の例「しかし中には開始早々に「あまり面白くないことに気付く」ということもあります。」で英訳文が「Sometimes, though, it “find ~ less interesting” >re going to do it right away.」となったのです。

これは何故なのでしょうか?

やっぱ私の使い方の問題かな?)

さらに「DeepL翻訳」には、以下のような嬉しい機能もついています。

単語を選択すると、意味を表示してくれるのです。

ついでに英語の勉強もしたい人には、ありがたい機能ではないかと思います。

私はそこまで勉強熱心ではないので、ないよりは嬉しいぐらいですけれども。

実際にいくつか訳してみて、合っている方を使うのが良いのかなと思います。