今回の話は、本サイトの『人類最大の発明である「複利」を利用し見える化する方法とは?!』という記事に関連する話題です。
上記リンク先の記事では「複利」がどれほどすごい発明なのかを書いたわけですが、今朝になって以下の記事を見つけました。
東洋経済オンラインの記事です。
要約すると「若くて時間があるのだから非課税の『つみたてNISA』をやれば良いのに」という話でした。
私もそう思います。
私も若い人に言いたいです。
「複利」の力を最大限発揮するのには、時間は多ければ多いほど有利なんですよっ!!!
声を大にして、叫びまくりたいです。
最近の若い人の中には、そこそこの年齢以上の人を羨ましがったり妬んだりする意見をお持ちである人もいるようです。
リアルで出せない分、ツイッター等で匿名だと表に出やすいっていうのもあるのかもしれないのですけども。
確かにお金の面だけで世代別で考えると、そうなのかもしれません。
しかしですね、我々の世代はそれでも若い人が羨ましいですよ?
っちゅーか、少なくともこの私は非常に羨ましいと思っています。
昔はこんなに安くて良い物はありませんでしたし、情報を得る手段だってテレビや雑誌などの限られた上に偏ったものしかありませんでした。
厳しい時代に生まれてきたからこそ、小さい時からちゃんと勉強しなければならないということを自覚してきた賢い今の若い人を見ると、若い時の愚かな自分が恥ずかしくなるのと同時に、自分の意思で好きなだけ情報を得て勉強することが容易い若い人が、心底羨ましいと思います。
(何年か前にTVのドキュメンタリー番組で、母子家庭で二代にわたってネカフェでホームレスをしている女性への取材がありましたけど、その母親は私と同じ世代でした。
あの母親の方が特別に愚かな人であったのかと言えば、私はそうは思いませんでした。
私も一歩間違えたら同じ立場だったと思いますし、何でああなったのかと言えば、時代的に何も考えなくても何とかなるという空気が満ち溢れていたわけですよ。
もちろん娘さんは親のせいでその状態ですから、もっと気の毒ではありますけども)
というわけで、話しを戻します。
若い人にあって私らぐらい以上の世代の人にないもの。
それは、時間です。
お金持ちになるノウハウ本は今も昔もたくさんありますけど。
紙面を割く量や順番などはまちまちですが、必ず出てくるのが「お金持ちはお金よりも時間を大切にしている」という文言です。
時間は一度失ったら取り返すことができませんから。
お金を遣って時間を短縮したり誰かを雇って自由な時間を得たりすることはできますけども、既に老人になってしまった人がもう一度若い頃に戻りたいと思っても、戻ることはできません。
若い人が持つ武器の一つである、時間。
これを利用しない手はあり得ません。
そして、情報。
これをそう簡単に得られない立場であったが故に、どこに出しても恥ずかしい愚か者でした。若い頃の私は。
もちろんこの時代でも賢い人はいましたし、そんな言い訳するなと言われそうではありますけども。
しかし、しかしです。
私がもっと若くて今の状態であったなら……そう思うと、どうしても羨ましく妬ましく思ってしまいます。
これを読んでいる、裕福な上の世代が羨ましいと思っている若者の皆さんへ(←おられましたら)。
何ができないか、何が足りないかに注目するのではなく。
何ができるか、何を持っているかの方に、もっと目を向けて欲しいと思います。
そして是非そちらの方を武器として、戦ってください。
……いや、私も戦いますけど。現実と。