今回の話は「あんま関係ない」どころではなく「全然関係ない」話です。
タイトルにも書きましたが、私は「引き寄せの法則」を信じてはいません。
しかし何か成したいことができたとするならば、まずはそれを思考するところから始めなければなりません。
というわけで、その結果として起こることはほぼ同じものであるような気がします。
「こんなに成功するなんて、思ってもみませんでした」
と、成功してから仰る方がおられますけど、そんなことはないと思います。
本当に成功すると思っていなかった場合は、成功した後の環境の変化に戸惑ってついていけないということが起るはずですから。
文豪・吉川英治の最初の妻やすは、そのような成功した後の変化についていけなかった人でした。
やすは吉川英治が売れるまでは非常によく尽くしていたできた奥様でしたが、売れた後のあまりにも変わってしまった環境の違いについていくことができず、その後の彼の創作活動に協力することができませんでした。
また、吉川英治が浮気をしたこともあって、結局は離婚してしまいます。
率直に申し上げて、実はやすは吉川英治が売れなくても良かったと考えていたのではないかと私は思いました。
吉川英治に尽くして経済的にも支えて感謝されているという、その状態そのものが実は結構幸せだったのではないでしょうか?
(ここで「幸せって何だろう?」という疑問が出てきますけれども。
作家として成功して「お金持ち」になることは、普通は「幸せ」なことのはずですよね。
必ずしもそれが「=」にならないとすれば、どちらかを選ばなければならないのでしょうか?
この辺りの話にご興味がある方は、本サイトの以下の記事
『お金持ちになるか、幸せな人になるか。お金持ちになる方の考えとは?』
『どちらを選ぶか。お金持ちな人と幸せな人はあんまり一致していない???』
をご覧ください。よろしくお願い致しますm(_ _)m)
夫が作家として大成功したのは良いですが、その大作家の妻に求められる資質というものは以前とは変わってしまいますよね。
実は尽くして支えている状態が辛くて、もしも売れたらこんな生活が待っていて、だからもうちょっと辛抱しよう……とか、そういうことを考えて居たら、その時に売れた後のこともいろいろ考えていると思うのです。
ただしこの場合は、支えている状態が辛くて耐えられずその時点で離婚、ということもあり得ますけども。
というわけで、最初の話に戻ります。
ある人が「引き寄せの法則」と呼んでいるほぼ同じような意味で、ある人は「思考は現実化する」と呼んでいる人もいます。
結局は表現が違うだけなんですよね。
私は「引き寄せの法則」というふんわりした表現があんまり好きではないという、ただそれだけの話だったりします。
逆に「引き寄せの法則」という柔らかい表現を好む人は、私のような理屈っぽい文章は好みではないような気がします。
そういうのは好みの問題で、同じようなことを言っているのだから、もう良いではないですかと。
いずれにせよ、ちゃんと考えないと成功しないし、もしも成功してもそれについていけず維持していくことができなくなりますよと。
ここにこうやって書きながら、自分に言い聞かせている今日この頃です。
まずは、思考するところからはじめましょうか。
最初はちょっとずつで良いので、一歩一歩。着実に。
焦っても何の解決にもならないし、しんどい思いをするだけですから。
ちょっとずつでも、一歩一歩。前向きに。