先ほど、ダイヤモンド・オンラインで以下の記事を拝読致しました。
『高いのに人気殺到!キリンの新鮮「サブスク」ビールが切り開く脱価格競争』
詳細については是非リンク先の記事でご覧頂きたいのですが、要するに「何とビールの販売にまでサブスクリプションが?!」て話です。
このサブスクリプションとは、一言で言えば「定額制の料金形態」となりまして、もう少し細かく言えば「ある一定期間を単位とし、そこで決まった料金を使った期間だけお金を払う」という話です。
(もっと具体的に言えば、音楽とか動画の配信サービスで「一ヶ月で何ぼ」とか言うてるヤツあるやないですか。あれですよあれ)
「使った分だけ払う」というのは「シェアリング・エコノミー」で、特に自動車の「カーシェアリング」が有名です。
あの流れで、こういう販売形式も注目されているわけですけれども。
それにしても、まさかビールまでこんな形になるとは驚きです。
冒頭に貼らせてもらった画像は「ビープラッツ(株)」という、日本でサブスクリプションのサービスをやっている会社です。
世界ではアメリカのZuoraという会社が有名らしいです。
というわけで、アマゾンみたいにZuoraが日本でも席捲し「ビープラッツだめだったじゃん」てなるかもしれませんが。
えーとですね、実は私、このビープラッツという会社の株を100株(一単位)だけ持っています。
理由と致しましては、サブスクリプションは音楽と動画配信も有名ですが、ソフトウェアでも有名でして。
アドビシステムズという有名なソフトウェアの会社が従来のパッケージによる販売をやめて、この方式を採用しています。
アドビと言えば世界的に有名なソフトウェアの会社で、恐らくマイクロソフトの次ぐらいではないでしょうか。
時代の進化が早いソフトウェアの業界でしかも大手のアドビが採用したと言うことで、他のところにもどんどん広がっていくのではないかと思ったのです。
それとあと、私が本サイトで考えるキーワード「分散化」で、この場合は「買い方や支払い方法の分散化」に該当すると考えました。
(分散化についてご興味ある方は本サイトの『【分散化】インターネットでこれまでどうなった&これからどうなる?【IT革命】』という記事もよろしくお願い致します)
「買い方や支払い方法の分散化」の「支払い方法の分散化」については、例えば携帯電話のプランがこれに該当します。
通話を付けるのか付けないのか、あるいは無料通話を付けるのか付けないのか。
一ヶ月何ギガまでなのか、あるいは単独なのか家族割を使うのか。
こんな感じで、そのお客さんに合ったプランを細かく設定して課金する……って結構大変ですので、大きくて余裕のある会社以外は導入しにくいものですよね。
というわけで、私は現在一単位だけホールド中ですが。
もし、投資される場合は自己責任でお願い致します。
さらに言えば、実は私がここで書きたかったのは「考え方」だったりします。
上記リンク先の記事では「キリンのサブスクのビールサーバーが大人気」であることを書いていますが。
仮にキリン以外の他社がもっと高性能なサーバーを開発(し、サブスクの課金システムを利用)し、そちらにお客さんが流れたとしましょう。
それでも課金システムの運営をしている会社には、何の問題もありませんよね。
こういうビジネスモデルでは、Webサイトで服を売っているZOZOがあります。
ZOZOの中でどんな会社のどんなブランドの服が売れようと、売れたら関係ないですから。
(余談ですが、ZOZOでは最近、撤退する企業が出てきて話題になっております。
私は「撤退は残念だし、業績にも影響はあるだろうけど、基本的にはこのまま順調に推移していくだろう」と考えています。
比較検討する時に、いちいちその会社の公式Webをもう一つ立ち上げて確認するのはめんどくさいじゃないですか。
よっぽどその会社のブランドが好きな人ではないと「ZOZOで選んで終了。そこにないブランドの商品は候補に入らない」という結果になるような気がします)